お気に入りの場所をつくる

佐賀県白石町にある45の居室を持つ平屋の老人ホームとデイサービス施設です。 建物は住居棟×２とデイサービス棟の３棟に分かれて構成され、各建物は東西向きの居室と南向きの共用リビング・ダイニングを持ち、渡り廊下で繋がります。 全ての居室は庭を持たせることで光と風、四季を感じることができ、三つのリビング・ダイニングは入居者一人一人のお気に入りの場所を作ります。 施設の東側にあるデイサービスは木造トラス梁を用いて大きな空間を作り出しました。片流れ屋根勾配に対し垂直にトラス梁を用いたため梁の大きさが変化し、印象的かつ、この施設を象徴する空間になりました。 建物の外観は高さを抑えながら勾配や方向の異なる片流れ屋根で構成され、見る角度によって異なる意匠を持った建物です。